パドルアウトとは?初心者が知るべき基本とマナー

目次
パドルアウトとは?
パドルアウト(Paddle Out)とは、波に乗るために沖(ラインナップ)に向かってパドリングしていく行動を指します。サーフィンでは、陸から波待ちのポジションまで出るこの行動が基本中の基本です。
しかし、ただ漕げばいいというものではありません。パドルアウトには守るべきマナーやコツがあり、初心者が知らずに行うと他のサーファーの邪魔になったり、危険な目にあったりすることもあります。
なぜパドルアウトにマナーが必要なのか?
パドルアウト中に波に乗っているサーファーの進行ラインを横切ると、接触の危険があります。とくに混雑している湘南のようなポイントでは、パドルルートが非常に重要です。
マナーを守ってパドルアウトすることで、自分の安全はもちろん、周囲のサーファーとのトラブルも回避できます。
パドルアウト時の基本マナーと注意点
1. 波に乗っている人の邪魔をしない
最も大切なルールです。ライディング中のサーファーの進行方向を避けてパドルすることを意識しましょう。
2. 白波の裏(インサイド)を狙って抜ける
波が崩れて白くなっている場所の裏側からジグザグにパドルすると、波のパワーを避けやすくなります。
3. 波に乗ってくる人がいる場合は止まる・避ける
どうしても交差しそうな時は、無理に進まず板を水中に沈める「タートルロール」や「ダックダイブ」で波をやり過ごしましょう。
4. ラインナップに出たら落ち着いて待機
沖に出た後は、順番を守って波を待ちます。到着したからといってすぐに波を取りに行くのはマナー違反です。
初心者がやりがちなNG行動
- 波に向かってまっすぐ突っ込む
- 混雑しているラインナップをかき分けて突入
- 波待ち中の人たちの真正面から侵入
これらはすべて周囲の迷惑になる行為です。自分のパドルルートは常に「遠回りでも安全第一」で選びましょう。
パドルアウトの上達のコツ
- 体を低くして風の抵抗を減らす
- 腕は大きく回して水をしっかりキャッチする
- 焦らず一定のリズムで進む
これらを意識することで、疲れにくく、安定したパドルアウトが可能になります。
安全なパドルアウトがサーフィンの第一歩
パドルアウトはただ沖に出るだけでなく、周囲の状況を見て行動する「マナー力」が求められる重要な動作です。正しい知識とマナーを身につけて、安全で気持ちの良いサーフィンライフを始めましょう。