オンショアとは?波への影響と見分け方を初心者向けに解説

オンショア(Onshore)とは?

オンショア(Onshore)とは、海から陸に向かって吹く風のことを指します。

サーフィンでは、このオンショアが波の質に大きな影響を与える重要な自然要素です。

オンショアが波に与える影響

オンショアが吹くと、波は以下のように変化します。

影響 内容
波の面がザワつく 風によって水面が乱れ、波がボヨつく(ヨレる)
波が崩れやすくなる 波のフェイスが保てず、途中でバラけることが多い
パワーのない波になる 波の形が悪く、ライディングしにくい状況に
初心者には難しいコンディションに 波の見極め・テイクオフが難しくなる場合も

結果として、オンショア=あまり良くない波の状態というのが一般的なサーファーの認識です。

オンショアとオフショアの違い

種類 風の向き 波への影響 サーフィンのしやすさ
オンショア 海から陸に向かって吹く風 波の面が乱れ、形が悪くなる ×(不安定・乗りにくい)
オフショア 陸から海に向かって吹く風 波が整い、きれいなフェイスになる ◎(理想的なコンディション)

オンショアが吹きやすい時間帯や天気

  • 日中(特に昼〜午後)に吹きやすい
    → 太陽で陸地が温まり、海との気温差で海風が生まれやすくなる
  • 晴れた風のある日や、気圧配置が変化する時期

湘南とオンショアの関係

湘南はオンショアの影響を受けやすい地形をしています。特に、

  • 南風がオンショアになることが多い(夏場は特に頻繁)
  • 鵠沼・辻堂などのビーチブレイクはオンショア時に波が乱れやすい
  • 朝の風が弱い時間帯が狙い目

“午前中に入って、風が上がる前に上がる”というのが湘南サーファーの基本スタイルとも言われます。

オンショア時でも楽しめる方法はある?

  • ソフトボードやスポンジボードで波遊び感覚で楽しむ
  • パドルやフィジカルのトレーニングと割り切る
  • 人が少ないので練習には意外と向いている面も
  • 風の影響が少ないポイントを探す(山影など)

オンショアはサーフィンに不利。でも正しく理解すれば楽しみ方もある!

オンショアは、波のコンディションを悪くする要因として知られていますが、風の動きや時間帯を知っておくことで対策や楽しみ方も変わります

初心者のうちは無理せず、風の弱い朝やオフショアのタイミングを狙って練習するのがベスト。

風の知識を身につけて、より快適なサーフィンライフを送りましょう!

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