アウトサイドとは?意味・波待ち位置・ラインナップとの違いを解説

目次
アウトサイドとは?
アウトサイド(Outside)とは、ブレイクする波のさらに沖側のエリアを指すサーフィン用語です。
波が崩れるラインよりも外に位置し、大きな波を待つ場所として中〜上級者が構えるポジションです。
アウトサイドとインサイドの違い
用語 | 位置 | 特徴 |
アウトサイド | 波がブレイクするラインより沖 | セット波(大きい波)を狙うポジション。中〜上級者向け。 |
インサイド | 波が崩れた後の手前側 | 小さな波やショアブレイクが来る。初心者が練習しやすい。 |
アウトサイドでの波待ちのメリット
- セットのパワフルな波を早めにキャッチできる
- 他のサーファーより先に優先権を得られる可能性が高い
- 波の全体を見渡せてポジショニングがしやすい
アウトサイドに出るにはどうすればいい?
アウトサイドに行くためには、パドリングで沖へと出なければなりません。
ポイント
湘南などのビーチブレイクでは、ショアブレイクを抜ける体力・タイミングの見極めが重要です。
アウトサイドは初心者でも行ける?
アウトサイドは上級者が集まりやすいエリアです。
初心者が不用意に入ってしまうと、以下のような問題が起こることも。
- ドロップイン(割り込み)などのマナー違反になる可能性がある
- 周囲のスピードや動きに対応できず危険を招く
- セット波に巻かれてパニックになる可能性がある
そのため、ある程度のパドリング力と波の知識が身についてから挑戦するのがおすすめです。
湘南エリアでのアウトサイド例
湘南では比較的波が小さい日が多いため、アウトサイドとの境界が分かりづらいこともあります。
しかし、大きめのうねりが入る日や、台風接近時などにははっきりとアウトサイドが形成されます。
- 鵠沼海岸:スケートパーク前や河口付近ではセットでアウトサイドが出る日も
- 鎌倉由比ヶ浜:遠浅のためロングパドルが必要な日もある
- 茅ヶ崎パーク:リーフ寄りの波ではアウトサイドが明確に分かれる
アウトサイドで気をつけたいマナーと注意点
アウトサイドはサーフィンの“戦略ゾーン”
アウトサイドは、より良い波をつかむための「最前線」でもあり、海のルールや体力が求められる場所です。
焦らず、自分のレベルに合った場所で練習しながら、アウトサイドでの波待ちにチャレンジできる力を身につけていきましょう。