ハングファイブとは?ロングボードの華麗なノーズライディング技を解説!

ロングボードのサーファーが、ボードの先端で片足を前に出してライディングしているのを見たことはありませんか?

それがまさに「ハングファイブ」!

この記事では、ロングボード特有のスタイル「ハングファイブ」の意味や魅力、やり方、初心者が知っておきたい基礎知識をわかりやすく解説します。

ハングファイブとは?

ハングファイブ(Hang Five)とは、ロングボードのノーズ部分に片足の5本の指をかけてライディングするテクニックのことです。

「ハング=ぶら下げる」「ファイブ=5(本の足指)」という意味で、ボードの先端に片足を出す姿が名前の由来です。

ロングボードの“華”とも言える技

ハングファイブは、ノーズライディングの中でもスタイリッシュで優雅な動き。
波と調和しながら美しく立つ姿は、見ている人を魅了します。

ハングファイブのやり方・基本ステップ

ハングファイブは見た目以上に難しく、波とのタイミングやボードコントロールが問われます。

① 波のフェイスを横に滑る

まずは波のフェイスをスムーズに滑るライディングが必要。小波〜腰腹サイズのゆったりとした波がベスト。

② クロスステップでノーズへ移動

ボードの上をクロスステップ(足を交差させる歩き方)で前方へ進みます。
このとき、バランスを崩さずリズムよく動くのがコツ。

③ 片足のつま先をノーズにかける

ボードの先端近くで、前足の5本の指(つま先)をノーズの外に出すように置きます。

④ 後ろ足でコントロール

後ろ足は少し後方に残し、重心をコントロールしてバランスを保ちます。

ハングファイブの魅力

① 見た目がとにかく美しい

波の上を優雅に歩くような姿は、まるで波上のダンス。
サーフィンを“技術”から“表現”へ昇華させる動きです。

② ノーズライディングの入り口に

ハングテン(両足10本指)より難易度が低く、ノーズライディングの最初のステップとして最適。

③ サーフスタイルがぐっと広がる

ターン主体のショートとは違った、ロングらしい“流れるような”スタイルを楽しめるようになります。

初心者が練習するコツ

最初は難しく感じるハングファイブ。でも、しっかり準備すれば必ず近づけます。

① ロングボードに慣れることから

まずはしっかりとロングボードでテイクオフ&横走りを安定してできるようにしましょう。

② クロスステップを陸で練習

バランス感覚が重要なので、バランスボードや室内でも練習すると◎

③ フロントフットの位置に集中

片足のつま先が“ノーズぎりぎり”にかかるように意識。
後ろ足はあくまでサポートとして重心をコントロールします。

湘南でハングファイブを練習するなら?

湘南はロングボーダーも多く、ハングファイブの練習に適した波が多いエリア。

おすすめポイント

  • 鵠沼海岸(藤沢市):ロング率が高く、穏やかな波が多い
  • 材木座海岸(鎌倉市):インサイドまで波が残りやすく、ノーズライド向き
  • 茅ヶ崎(パーク周辺):うねりがしっかり入ればロングでも横に長く乗れる波が◎

ハングファイブをマスターしてロングボードの魅力を最大限に!

ハングファイブとは、ロングボードの先端に片足の指をかけるノーズライディング技のこと。

バランス・波のタイミング・スタイルが問われるこの動きは、まさにロングボードの真骨頂です。

「もっとスタイリッシュに乗りたい」
「波の上を自由に動いてみたい」

そんなあなたにぴったりのトリックが、ハングファイブ。まずは一歩ずつ練習して、波と調和するサーフィンを楽しんでいきましょう!

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