エアリアルとは?サーフィンの空中技、その種類と魅力を解説!

サーフィンの映像やSNSで、「波の上でジャンプしてる!」というかっこいいシーンを見たことはありませんか?
その技こそが「エアリアル(Aerial)」です。
まるでスケートボードやスノーボードのようなダイナミックなアクション——でも、波の上で飛ぶのはかなりの技術が必要。
この記事では、エアリアルの意味や種類、どんなサーファーに向いているのか、そして湘南で練習できるのかまで、初心者向けにわかりやすく解説します。
目次
エアリアルとは?
エアリアル(Aerial)とは、サーフィン中にボードごと空中に飛び出して、再び波に着地するアクションです。
簡単に言えば「波のリップ(上部)を使って飛ぶジャンプ技」。
見た目が派手で、プロサーファーたちの代名詞でもあります。
エアリアルの語源
「Aerial」は英語で「空中の」「空中動作」といった意味。サーフィンの中でも最も“空間を使う”技のひとつです。
エアリアルの主な種類
エアリアルにはいくつか種類があります。それぞれ難易度もスタイルも異なります。
① ストレートエアー
もっとも基本的なエアリアル。リップでスピードをつけてそのまま飛び出し、着地する。
② ローテーション(180°/360°)
空中でボードを回転させるトリック。
180°や360°など、回転数によって難易度も変わります。
③ アーリーウープ
リップの反発を使ってボードを前方に飛ばす技。上級者向けで、スタイリッシュな動きが特徴です。
④ アルティメット系(ビッグエア・エアリバースなど)
高さと回転の両方を組み合わせた超高難度トリック。コンテストなどで決まると大盛り上がり!
エアリアルの魅力とは?
エアリアルには、サーフィンの持つ自由さ・創造性・アスリート性のすべてが詰まっています。
① 見た目のインパクトが抜群
波の上で空中に浮く姿はまさにアート。観る人も、やる人もテンションが上がります。
② コンテストでの高得点技
WCT(ワールドサーフリーグ)などの大会では、エアリアルが決まると高得点がつくことが多く、勝負を分ける決定技に。
③ ショートボーダーの個性を表現できる
高さ・スピード・角度・着地の仕方など、個々のスタイルが出せるのも魅力。
エアリアルは初心者でもできる?
結論から言うと、サーフィン初心者がいきなりエアリアルを決めるのは難しいです。
必要なスキル
- スピードと加速力のあるボトムターン
- 波のリップに合わせたタイミングの読み
- ボードコントロール(飛び出し&着地)
こんな人はチャレンジの価値あり
- ショートボードである程度安定して横に走れる人
- ターンのスピードコントロールができる人
- スケートやスノボ経験がある人(空中感覚が近い)
湘南でエアリアルの練習はできる?
湘南は比較的スモールコンディションが多く、本格的なエアリアルには不向きな日も多いですが、タイミングと場所を選べばチャレンジは可能です。
おすすめスポット
- 辻堂正面:サイズが上がればリップの形ができる日もあり
- 七里ヶ浜:うねりの角度が合えばショルダーに張りが出やすい
- 大磯・照ヶ崎:パワーがある波が届くときはエアも狙える
練習のコツ
- まずは小さな飛び出しからスタート
- ボトムターンでしっかり加速する意識
- 飛ぶことより“着地”を意識する
エアリアルで自分だけのサーフスタイルを
エアリアルとは、サーフィンの中でもっともアクロバティックで自由な空中技。
最初は難しく感じるかもしれませんが、スピード・ライン・タイミングが揃えば、誰でもチャレンジできる可能性があります。
海の上を飛び、空気を切る——そんなサーフィン、最高に気持ちよくないですか?
ぜひ、自分のスタイルにエアリアルを取り入れて、新しいライディングの世界を広げてみてください!