クルージングとは?サーフィンでゆったり波に乗るスタイルの魅力を解説

「今日はクルージングっぽく波乗りしたいな〜」
そんなサーファーの会話、聞いたことありませんか?
この「クルージング」という言葉、なんとなくわかるようで、実はサーフィン特有の意味が詰まっています。
この記事では、サーフィンにおける「クルージングとは何か?」を初心者向けにわかりやすく解説しながら、スタイルの魅力やおすすめのボード・波なども紹介していきます。
目次
クルージングとは?
サーフィンにおけるクルージング(Cruising)とは、波の上をゆったりと滑るようにライディングするスタイルのことを指します。
スピードや激しいアクションを求めるのではなく、リラックスした気持ちで、波の流れに身を任せるような乗り方が特徴です。
英語の意味とリンク
もともとの「Cruise」は「船や車でゆっくりと流す・移動する」といった意味。
サーフィンでは「波に沿って、気持ちよくクルクル〜っと乗る」イメージです。
どんな時に「クルージング」するの?
サーフィンでは、次のような状況や気分のときに「今日はクルージングしようかな」となることが多いです。
① 波がスモールコンディション
波が小さめの日は、ハードなアクションが難しいため、ロングやソフトボードでクルージングに最適です。
② 疲れている・のんびり楽しみたい
体が疲れている日や、ガチのライディングより“癒し”を求めているときに選ばれます。
③ スタイリッシュなライディングをしたい
ターンや技を連発するよりも、波との一体感やラインの美しさを楽しみたい人に好まれるスタイルです。
クルージングに向いているボード
クルージングは、ボード選びでも大きく左右されます。基本的には浮力が高く、安定性のあるボードが最適。
① ロングボード
クルージングといえばロングボード。9ft以上の長さで、ゆったりとした乗り味を楽しめます。ノーズライディングとの相性も◎
② ミッドレングス
ショートよりも長く、ロングほど大きくないミッドレングス(6’6”〜8’0”)もクルーズスタイルに人気。動きと安定のバランスが良いです。
③ ソフトボード
初心者向けのソフトボードでも、実はクルージングは可能。浮力があり、波に乗る感覚をつかみやすいので、ゆるい気持ちで波乗りしたいときにぴったり。
どんな波がクルージング向き?
クルージングには、次のような波がぴったりです。
① 小波(膝〜腹サイズ)
掘れすぎず、ゆるやかにブレイクする波がベスト。ショルダーが長く、フェイスが続く波なら最高です。
② スローなブレイク
急激に崩れるのではなく、スーッと割れるようなスローな波。波と会話するような気分で乗れます。
③ オフショア or 無風コンディション
面ツル(波の面がツルツルな状態)だと、より気持ちの良いライディングが可能です。
湘南でクルージングするなら?
湘南はクルージングにぴったりのポイントが多いエリアです。
おすすめスポット
- 材木座海岸(鎌倉):穏やかな波が多く、ロングボーダーに人気。
- 鵠沼海岸(藤沢):人は多めですが、日によってはメローな波で気持ちよく流せます。
- 茅ヶ崎・ヘッドランド周辺:ロングボーダーも多く、スモールウェーブでも十分遊べる日が多いです。
クルージングで“波に乗る喜び”を味わおう
クルージングとは、サーフィンの基本に立ち返るようなライディングスタイル。
速くなくていい、技も決めなくていい。
ただ波に乗り、風を感じて、自然と一体になる。
そんな感覚を味わえるのが、クルージングの魅力です。
「今日はガツガツ乗る日じゃないな」
「波と会話するような感覚で楽しみたい」
そんなときは、ぜひボードを変えて、ゆったりクルージングを楽しんでみてください。