インターバルとは?サーフィン初心者が知っておきたい波の間隔の話

サーフィンを始めたばかりの方にとって、「インターバル」って何のこと?と思うかもしれません。

「波のインターバルは何秒ですか?」「今日はインターバルが長めだね」といった会話は、海でよく耳にします。

この記事では、サーフィンにおける「インターバル」の意味や、ライディングパドリングに与える影響、初心者が押さえるべきポイントをわかりやすく解説します。

インターバルとは?

インターバル(interval)とは、波と波の間隔の時間を指すサーフィン用語です。

もっと具体的に言うと、あるセット波のピークと、次のセット波のピークとの時間差のことを「インターバル」と呼びます。

たとえば「インターバル10秒」という場合、約10秒ごとに波がやってくるという意味です。

インターバルが短いと?

  • 波がどんどん押し寄せてきて、息つく暇がない
  • 波の選別が難しく、初心者はパニックになりがち

インターバルが長いと?

  • 波待ちの時間が長くなるが、整った波がくる可能性が高い
  • パドルで沖に出るタイミングが取りやすい

このように、インターバルはライディングのしやすさや疲労度にも直結します。

インターバルとセットの関係

サーフィンでは、波は「セット(波のまとまり)」でやってきます。

たとえば「3本セット」なら、3本の波が連続して押し寄せてきて、その後に小休止があるという感じです。

このセットとセットの間隔も、インターバルとして意識されます。

つまり、インターバルとは「波のリズム」を把握するために重要な指標なのです。

インターバルはどうやって調べる?

初心者のうちは「体感」でわかりづらいので、波情報サイトアプリをチェックするのがおすすめです。

インターバルを掲載している主なサイト

  • なみある?(湘南エリアの波情報が豊富)
  • SurfTide7(風やうねり情報も詳しい)
  • Magicseaweed(世界中のスポットに対応)

数値としては、以下のような目安があります:

インターバル(秒) 特徴
5〜7秒 波が早く押し寄せる。初心者にはややハード
8〜10秒 ほどよい間隔。初心者も対応しやすい
11秒以上 うねりが整いやすく、質のいい波が来やすい

初心者がインターバルを意識するメリット

初心者こそ、インターバルを意識するとサーフィンがグッと楽になります。

① 沖に出るタイミングがわかる

セットとセットの合間(インターバル)を狙ってパドルアウトすれば、波に巻かれるリスクを減らせる

② ライディングの準備ができる

次のセットが来る時間がわかっていれば、落ち着いて構えられる

③ 無駄に疲れずに済む

波が多すぎる日は避けたり、疲れづらいコンディションを選べるようになります。

湘南エリアでのインターバル傾向

湘南は比較的波が穏やかで、インターバルも長めの日が多い傾向にあります。

特に以下のスポットは、初心者でもインターバルを感じやすいエリアです。

① 鵠沼海岸

波がコンスタントで、インターバルが読みやすい。
スクールも多く、最初の練習に最適。

② 由比ヶ浜

夏場はスモールコンディションが多く、インターバルがゆったり。
SUPやロングボードにもおすすめ。

インターバルを味方につけよう

「インターバル」とは、単なる波の間隔ではなく、サーフィンをスムーズに、かつ安全に楽しむための重要な情報です。

波情報をチェックしたり、実際に海に入って間隔を感じることで、波のリズムがつかめるようになります

サーフィン上達の第一歩は、海の動きを理解することから。
まずは「今日はインターバル何秒かな?」という視点で海を見てみましょう!