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ショルダーとは？サーフィン初心者が知るべき波の“走るライン”を解説

「ショルダーが張ってていい波だったね！」「あのショルダー狙えばよかった〜」
サーフィンをしていると、こんな会話を耳にすることがあります。

でも初心者にとっては、「ショルダーってどこのこと？」「何を見てそう言ってるの？」と疑問になりますよね。

この記事では、サーフィンにおける“ショルダー”の意味や見分け方、乗り方を初心者にもわかりやすく解説します。

ショルダーとは？

ショルダー（shoulder）とは、波が崩れ始めていない“肩のような部分”のこと。

波がブレイクし始める「ピーク」に対して、その横にある乗りしろのある波の斜面が「ショルダー」です。

波がきれいにブレイクしていくと、サーファーはこのショルダーを走ることでライディングを楽しめます。

ショルダーが「張っている（伸びている）」波は、横に長く乗りやすい良い波としてサーファーに人気です。

ショルダーは、サーフィンのライディングにおいて“走るライン”になります。

ショルダーが伸びている波は、テイクオフからターン、カットバックまで様々な動きができるチャンスゾーンです。

フェイスが長く続くことで、アップスンやカービング、リップアクションなどの技が狙いやすくなります。

真っすぐ岸に向かうだけでなく、横方向に波を走るサーフィンの本当の楽しさを体感できる部分です。

最初は難しく感じますが、次のような波の特徴を見れば、「ショルダーがある波」「ない波」の判断ができるようになります。

一気に全部が崩れる“ダンパー”ではなく、横方向にきれいに崩れていく波が理想です。

オフショア（岸から沖の風）の日は、ショルダーがはっきり出やすく、波の面も美しいです。

海面から盛り上がった斜面（フェイス）が横に続いている波は、ショルダーがある証拠。

湘南エリアでも、潮回りやうねりの向きによってショルダーが出るポイントと出にくいポイントがあります。

リーフ地形で波が一定方向に割れることが多く、横に走れるショルダーが出やすい。

ビーチブレイクながらも、地形が整っているとショルダーが長く伸びる波に出会える日もあります。

南うねりのときに特にショルダーが出やすく、ロングライドが可能な波質になります。

初心者がショルダーにうまく乗るためには、次のことを意識しましょう。

ボードが滑り出したらすぐに横（波の開いている方向）へ進む意識を持ちましょう。

ショルダーの先を見る＝視線が進行方向になり、自然に身体がついてきます。

波待ち中から、「あの波、ショルダーが張ってそう」と予測できるようになると上達が早まります。

ショルダーは、サーフィンの楽しさを左右する大切なキーワード。
長く走れる・技が決まる・スタイリッシュに見えるすべての鍵はショルダーにあります。

初心者でも少しずつ波の形を見る目を養い、ショルダーに乗る感覚をつかめるようになっていきましょう！