ボリューム(浮力)とは?サーフボード選びで超重要な基礎知識

サーフィンを始めるときに多くの人がつまずくのが、サーフボード選び。その中でも特に重要なのが「ボリューム(浮力)」です。この記事では、サーフボードのボリュームとは何か?なぜ大事なのか?初心者はどう選べばいいのか?をわかりやすく解説していきます。

ボリューム(浮力)とは?

サーフボードの「体積」のこと

サーフボードのボリュームとは、簡単に言うと「体積」のこと。リットル(L)という単位で表され、例えば「35L」や「42L」などと表記されます。この数値が大きいほど、ボードの浮力も大きくなります。

浮力=波に乗りやすさ

浮力があると、海面に浮かびやすくなり、パドリングも安定してスムーズに。つまり、浮力があるボードは初心者にとって波に乗りやすいのです。逆に浮力が少ないと、バランスを取るのが難しく、波をキャッチするのも一苦労。

なぜボリュームが重要なの?

パドリングのスピードが変わる

浮力が大きいと、海面にしっかり浮くため、水の抵抗が減ってパドリングもラクになります。初心者はまず「たくさん波に乗る」ことが大切なので、浮力がある=波に乗るチャンスが増える、ということになります。

テイクオフがしやすくなる

浮力が大きいと、波を早くキャッチでき、ボードがスムーズに滑り出します。これにより、初心者が最初にぶつかる「テイクオフの壁」を越えやすくなります。

安定感がある

浮力のあるボードは幅も厚みもあるため、ぐらつきにくく安定感があります。サーフィンに慣れていないうちは、まず「立てる」ことが大切。そのためにも、安定性のあるボードを選ぶのが成功のカギです。

初心者におすすめのボリュームの目安

体重×1.8〜2.2が目安

初心者が選ぶべきサーフボードのボリュームは、自分の体重(kg)×1.8〜2.2が目安とされています。例えば、体重60kgの人なら「108L〜132L」が目安となります。

実際には40L前後が一般的

とはいえ、初心者向けのファンボードやソフトボードは40L〜60Lくらいが一般的。ロングボードなら60L以上になることもあります。

体力や筋力にもよる

浮力がありすぎると、ボードの取り回しが難しくなることもあるので、体格や筋力も考慮しましょう。運動に自信がない場合は浮力高め、逆に体力に自信がある人は少し控えめでもOKです。

ボリュームが少ないとどうなる?

パドリングが疲れる

浮力が小さいと、水に沈みやすくなり、パドリングが重くなります。これが続くとすぐに疲れてしまい、波に乗る前にバテてしまうことも。

波に乗れないことも

波をキャッチするタイミングがシビアになるため、浮力が少ないとそもそも波に乗れない、ということもあります。特に湘南のように力の弱い波が多いエリアでは、浮力のあるボードが圧倒的に有利です。

湘南でサーフィンを始めるなら浮力は超重要

湘南は、比較的ゆるやかでパワーの弱い波が多いエリア。そのため、波のパワーに頼らずに浮力の力で波に乗れるボード選びが重要になります。最初から浮力の少ないショートボードに挑戦するより、浮力のあるファンボードやソフトボードで始めたほうが、圧倒的に上達が早くなります。

まとめ:迷ったら浮力多めでOK!

サーフィン初心者が最初に選ぶべきなのは、浮力(ボリューム)のあるボードです。浮力があれば、波に乗りやすく、安定して、上達もスピードアップ! 湘南でサーフィンを始めるなら、まずは「浮力」をしっかり意識して、自分に合ったボードを選んでみてくださいね。