スクレーパーとは?サーフボードのワックスメンテに必須の道具

サーフィン初心者にとって、サーフボードのメンテナンスは意外と奥が深いもの。特に「ワックスの塗り替え」や「古いワックスを落とす作業」は慣れていないと難しく感じるかもしれません。
そんなときに便利なのが「スクレーパー」という道具。手軽にワックスを剥がすことができて、メンテナンスがぐっと楽になります。
この記事では、サーフィンで使うスクレーパーとは何か、使い方や種類、選び方まで初心者向けにわかりやすく解説します。
目次
スクレーパーとは?
ワックスを剥がすための専用ツール
スクレーパーとは、サーフボードに塗られたワックスを削り取るための道具です。サーフィンにおいては「ワックスコーム」とも呼ばれ、プラスチック製で手のひらサイズのものが一般的。
ワックスを塗り重ねるだけだと、表面がボコボコになったり、汚れがたまったりするため、定期的に剥がすことが大切。その作業に欠かせないのがこのスクレーパーです。
初心者でも簡単に使える
スクレーパーは誰でも手軽に扱えるシンプルな道具。力もそれほど必要なく、表面をなでるように削っていけばOK。
ワックスをリセットしたいときや、新しいワックスを塗る前の準備に必ず使いたいアイテムです。
スクレーパーの主な形状と機能
① ストレート型(直線タイプ)
平らな面を広く一気に削れるスタンダードタイプ。初心者にもおすすめで、使いやすさ抜群。
② コーム型(ギザギザ付き)
片側がギザギザになっていて、ワックスを削るだけでなく、塗った後のワックスを立てるときにも使える便利タイプ。一本で二役こなせます。
③ カーブ型・先端細め
ノーズやテールなどの曲面にフィットする形状。細かい部分までしっかり削れます。
スクレーパーの使い方(基本手順)
ステップ①:ワックスを柔らかくする
スクレーパーを使う前に、日向にボードを置いてワックスを少し柔らかくするのがコツ。夏場は10分、冬場はもう少し長めに。
ステップ②:ワックスをこすって剥がす
ボードの中心から外側へ向かって、スクレーパーで優しく削っていきます。無理に力を入れず、角度をつけて滑らせるように使うと◎。
ステップ③:細かい部分も忘れずに
フィンボックス周辺やノーズ・テールのカーブ部分などは、先端の細いスクレーパーで丁寧に処理します。
ステップ④:リムーバーで仕上げ
スクレーパーだけでは取りきれないベタつきや残りワックスは、ワックスリムーバーを使って拭き取りましょう。清潔に保つことで新しいワックスのノリも良くなります!
スクレーパーの選び方
初心者がスクレーパーを選ぶときは、以下のポイントを意識しましょう:
- ✔ 握りやすく、滑りにくい形状
- ✔ ギザギザとストレート両方使える「2WAYタイプ」がおすすめ
- ✔ 柔らかめのプラスチック製(ボードを傷つけにくい)
- ✔ 小型で持ち運びやすいサイズ感
スクレーパーは100均でも買える?
最近では、ダイソーなどの100均ショップでもスクレーパーや類似品を見かけることがあります。ただし、専用のサーフィン用ツールに比べると耐久性や形状のフィット感に差がある場合も。
長く使うなら、サーフショップや専門通販で購入するのがおすすめです。
通販でスクレーパーを見る
まとめ:スクレーパーでサーフボードをいつも快適に!
スクレーパーは、サーフボードのワックスをきれいに剥がすための必須アイテム。特に初心者のうちは、ワックスの状態に無頓着になりがちですが、メンテナンスを怠ると滑りやすくなったり、見た目も汚れてしまいます。
定期的にスクレーパーを使って古いワックスを取り除くことで、ワックスのノリが良くなり、ボードの寿命も伸ばせます。
湘南のように通年サーフィンが楽しめる場所では、スクレーパーは絶対に持っておきたいアイテム。ぜひ1本、自分に合ったものを選んでみてください!