満潮とは?サーフィン初心者が知っておきたい海の基本知識

「満潮(まんちょう)」という言葉、サーフィンや海のニュースで耳にすることがあると思います。でも実際には、「いつ満潮なの?」「サーフィンとどう関係あるの?」とよくわからないままにしている初心者も多いのではないでしょうか?
この記事では、サーフィンを始めたばかりの人に向けて、満潮とは何か? という基本から、干潮との違い、波の変化、湘南エリアでのおすすめタイミングまでわかりやすく解説します。
目次
満潮とは?
海の水位が最も高くなる時間帯
満潮(まんちょう)とは、潮の満ち引きによって、海の水位が最も高くなっている状態のことを言います。英語では「High Tide(ハイタイド)」と呼ばれます。
月や太陽の引力の影響で、1日に2回程度、海の水位が上がる時間帯があります。これが「満潮」です。
陸に近い場所まで波が届く
満潮になると、ビーチが狭くなり、波が岸に近いところでブレイクするようになります。逆に干潮(Low Tide)では、沖の方で波が割れるようになります。
満潮と干潮の違い
- 満潮(High Tide):海水が最も高い状態。波が岸寄りで割れやすい。
- 干潮(Low Tide):海水が最も低い状態。波が沖で割れやすく、浅瀬が見えることも。
この満ち引きのサイクルは約6時間ごとにやってきます。つまり、1日に2回の満潮・2回の干潮があるのが基本です。
満潮時の波の特徴
波が割れづらくなることも
満潮時は水深が深くなるため、場所によっては波が崩れにくくなることがあります。特にビーチブレイクでは、ブレイクポイントが岸に寄ってしまい、うまく波が割れないケースも。
ポイントによってはベストタイミングに!
一方で、リーフブレイクや遠浅な地形のポイントでは、満潮に近い時間帯のほうが波が良くなることもあります。波のブレイクが安定し、サーフィンしやすい条件が整う場合も。
初心者は「上げ潮の途中」が狙い目
満潮ちょうどのタイミングよりも、干潮から満潮に向かう「上げ潮の途中」は、波にパワーが出て乗りやすくなる傾向があります。初心者はこの時間帯を狙うのがおすすめです。
湘南サーフィンと満潮の関係
湘南エリアのビーチブレイクでは、満潮すぎると波が割れにくくなることが多いです。特に風が弱く潮が高い時間帯は、海面がツルツルで波が割れず、いわゆる「フラット」になることもあります。
おすすめなのは、中潮〜大潮の「上げ始め」の時間帯。波に力が出て、ブレイクもきれいになる可能性が高く、初心者でも乗りやすい波に出会えるチャンスです。
満潮の時間はどうやって知る?
潮見表(タイドグラフ)をチェック
その日の満潮・干潮の時間は、潮見表(タイドグラフ)で簡単に確認できます。無料のWebサイトやアプリが充実しているので、毎回のサーフィン前に確認するクセをつけましょう。
おすすめの潮見表サイト・アプリ
- なみある?(https://www.namiaru.tv/)
- Yahoo!天気・波情報
- iSurf、タイドグラフBIなどのスマホアプリ
満潮時の注意点
流れが強くなることも
満潮時やその前後は潮の流れが速くなることもあるので、初心者の方は無理をせず、手前の浅いポイントでの練習がおすすめです。
ボードや荷物の置き場に注意!
満潮になると海岸線がかなり奥まできます。浜辺にボードや荷物を置いていると波にさらわれることもあるので注意が必要です。
まとめ:満潮を知るとサーフィンがもっと楽しくなる!
満潮は、サーフィンの波を読むうえで欠かせない基本知識。潮の動きを知ることで、「いつ入ればいい波に乗れるか」が少しずつわかるようになります。
湘南でサーフィンを始めるなら、まずは潮見表で満潮の時間をチェックする習慣をつけて、海ともっと仲良くなっていきましょう!