うねりの高さとは?サーフィン初心者が知っておきたい波情報の見方

サーフィンを始めたばかりの人にとって、「うねりの高さ○m」という表記は、少しわかりにくく感じるかもしれません。

波情報サイトやアプリを見ると、「波のサイズ」とは別に「うねりの高さ」という項目が表示されていることがあります。これはその日の波の強さやサーフィンに適した日かどうかを判断する重要なポイントなんです。

この記事では、うねりの高さの意味、波のサイズとの違い、サーフィンへの影響、初心者がチェックすべきポイントをわかりやすく解説します!

うねりの高さとは?

沖合の海面で測られる「うねり」の大きさ

うねりの高さとは、沖の深い海で観測される波(スウェル)の山から谷までの高さのことを指します。英語では「Swell height」と表記されます。

この値は、実際にサーフポイントに届く波のサイズとは異なりますが、その日どれくらいエネルギーのある波が届きそうかを示す目安になります。

波の高さとは違うの?

はい、違います。波情報に出てくる「波のサイズ(腰・腹・頭など)」は海岸に届いた後の波の大きさで、うねりの高さはあくまで沖での波のポテンシャルを示しています。

うねりの高さと波のサイズの関係

うねりの高さが高ければ高いほど、海岸に届く波のサイズも大きくなる傾向があります。

ただし、以下の要素によって実際の波のサイズは変化します:

  • ✔ 地形(ビーチかリーフか)
  • ✔ 潮の満ち引き
  • ✔ 風の向きや強さ
  • ✔ うねりの向き(波が斜めに入ってくるか正面か)

つまり、うねりの高さ=そのまま波の高さではないのです。

具体的な「うねりの高さ」の目安

うねりの高さ 予想される波のサイズ 初心者の目安
0.3m以下 ひざ以下のスモールコンディション ロングボードなら練習可
0.5m ひざ〜腰 初心者に最適!
0.8〜1.0m 腰〜腹 ややパワーが出てくる
1.2〜1.5m 胸〜肩 中級者向け
2.0m以上 頭オーバー 初心者は控えるべき

このように、0.5〜0.8mくらいのうねりが、初心者が楽しくサーフィンできる理想的なコンディションと言えます。

うねりの高さをチェックできる波情報サイト

日本で人気の波情報サイトでは、以下のように「うねりの高さ」情報を確認できます:

  • 波伝説:「波情報詳細」ページ内に記載
  • なみある?:地域ごとの詳細ページに「スウェル高さ」表記あり
  • Windy(海外サイト):うねりの方向・高さが視覚的にわかる

特に「うねりの向き」と「周期(ピリオド)」もセットでチェックすると◎。

うねりの周期(ピリオド)との関係

うねりの高さ × ピリオド(周期)で、波のエネルギーが決まります。

  • ✔ ピリオドが短い(5秒以下) → 弱くてバラついた波(ウィンドスウェル)
  • ✔ ピリオドが長い(10秒以上) → パワフルで整った波(グランドスウェル)

うねりの高さが小さくても、ピリオドが長ければ意外としっかりした波が届くこともあります。

湘南での「うねりの高さ」活用法

  • ✔ 0.5m前後:鵠沼・辻堂・茅ヶ崎で初心者が楽しめるサイズ
  • ✔ 1.0m超え:中級者以上向け、混雑時は注意
  • ✔ 風向きがオフショアのとき:波がまとまりやすく、GOODコンディションになりやすい

まとめ:うねりの高さを理解して、波選びをレベルアップ!

うねりの高さは、波のポテンシャルを予測するうえでとても重要な数値です。

波情報をただ見るだけでなく、うねりの高さと周期、風向きの組み合わせをチェックすることで、「今日の海が自分にとってベストかどうか」を判断できるようになります。

まずは「うねりの高さ0.5〜0.8m」「ピリオド8秒以上」を目安に、優しい波の日からサーフィンを楽しんでいきましょう!

この記事を書いた人
湘南サーフ編集部
2025年に湘南移住し、サーフィンに取り憑かれた編集長(ド素人)が、サーフィンや海・波の勉強をしながら初心者やこれからサーフィンを始めたい方向けに情報を発信中!一緒に成長していきましょう!