波のサイズとは?サーフィン初心者が知っておきたい波の測り方と目安

サーフィンの会話でよく出てくる「今日の波は腰〜腹サイズだね!」や「オーバーヘッド来てるよ!」といったフレーズ。

サーファーたちは普段、「波のサイズ」を独特の感覚で表現していますが、初心者にとっては「どこからどこまでが波の大きさ?」と戸惑ってしまうこともありますよね。

この記事では、波のサイズの測り方、よく使われる表現、初心者が乗りやすいサイズの目安などをわかりやすく解説します。

波のサイズとは?

波の「フェイスの高さ」のこと

サーフィンにおける「波のサイズ」とは、波のフェイス(面)の高さを指します。つまり、サーフボードでテイクオフする位置から、波のボトム(下)までの高さを見て判断します。

波打ち際で見ると小さく見える波でも、実際に沖から乗ると想像以上に大きいということがよくあります。

日本では「体の部位」で表現するのが一般的

日本のサーフィンシーンでは、「腰」「腹」「胸」「肩」「頭」など、自分の体の高さを基準に波のサイズを表現します。

よく使われる波のサイズ表現

表現 おおよその高さ(cm) 意味
ひざ 約30cm 初心者に最適な小波
約70〜80cm 安心して練習できるサイズ
約90〜100cm 少しパワーが出てくる波
胸〜肩 約120〜140cm 中級者向き、乗りごたえあり
約160cm以上 本格的なサイズ、上級者向け
オーバーヘッド 180cm以上 頭よりも大きい波。パワフル

※波情報サイトによっては「ハワイアンサイズ(裏面基準)」もありますが、日本のビーチブレイクでは「体の部位」が主流です。

初心者におすすめの波のサイズは?

✔ ひざ〜腰サイズがベスト

初めて波に乗る初心者には、ひざ〜腰サイズのやさしい波が理想的。強すぎないうねりで、コントロールしやすいからです。

✔ 腹サイズ以上になると注意

腹サイズ以上の波はパワーが強く、テイクオフの難易度が一気に上がります。スクールなどで経験を積んでから挑戦しましょう。

波情報サイトでの波のサイズ表示の見方

「波伝説」や「なみある?」などの波情報サイトでは、波のサイズが以下のように表記されます:

  • ✔ ひざ〜腰
  • ✔ 腰〜腹
  • ✔ 胸〜肩
  • ✔ 頭オーバー

この表示はあくまでその日の平均的な波の目安。セット(周期的に来る大きな波)は表示より1サイズ大きいことも多いので注意!

波のサイズだけじゃない!波質にも注目

波のサイズが大きくても、以下のような要素でサーフィンのしやすさは大きく変わります:

  • ✔ 波の形(面がきれいか、ホレているか)
  • ✔ 波の向き(岸に対して斜めか正面か)
  • ✔ 風の向き(オンショアかオフショアか)
  • ✔ セットの周期(波の間隔)

サイズが小さくても、波が整っていれば十分に練習になります。逆にサイズがあっても波質が悪ければ難しいのです。

湘南での波サイズの目安

  • ひざ〜腰:鵠沼・辻堂で初心者に人気のサイズ
  • 腹〜胸:サーフスクール中級レッスン向け
  • 頭オーバー:台風スウェルなど、上級者向け

湘南エリアは、普段は小さめの波が多いですが、台風や低気圧の影響で一気にサイズアップすることも。

まとめ:波のサイズを知るとサーフィンがもっと楽しくなる!

サーフィンにおいて、波のサイズを理解することは、安全かつ効果的に上達するための大切なポイントです。

自分のレベルに合ったサイズを見極めて海に入ることで、怖くなく、楽しく、そして着実にステップアップできます。

今日の波はどれくらい? 波情報を見て、「自分に合った波」を選べるようになると、サーフィンの楽しさは何倍にも広がりますよ!

この記事を書いた人
湘南サーフ編集部
2025年に湘南移住し、サーフィンに取り憑かれた編集長(ド素人)が、サーフィンや海・波の勉強をしながら初心者やこれからサーフィンを始めたい方向けに情報を発信中!一緒に成長していきましょう!