フィンとは?サーフィン初心者が知っておきたい役割と種類をやさしく解説!

サーフボードの裏側を見てみると、ボードの後ろ側に取り付けられている“ひれ”のようなパーツがありますよね。
それが「フィン」と呼ばれるもので、サーフィンにおいてとても重要な役割を果たしています。
この記事では、フィンの役割や種類、初心者におすすめのフィン構成についてわかりやすく紹介します。
目次
フィンとは?
フィン(fin)とは、サーフボードの裏側・後方に取り付けられているパーツのこと。
見た目は魚の背びれのようで、サーフボードの安定性やターン性能に大きな影響を与えます。
実はこのフィン、波に乗る感覚を左右するくらい大切なパーツなんです。
フィンの役割
- 方向の安定性を保つ(横滑りを防ぐ)
- ターンのキレを生む
- スピードの調整がしやすくなる
フィンがなければ、サーフボードは真っ直ぐ進まず、波に押されてもくるくる回ってしまいます。
フィンの基本構成|初心者が知っておきたい種類
フィンは本数や配置によって“フィンセッティング”が異なります。以下が代表的なパターンです。
① シングルフィン(1本)
ロングボードに多い構成。直進性が高く、スムーズなライン取りが可能です。
② ツインフィン(2本)
左右に1本ずつ配置。スピードが出しやすく、ルースな(滑らかな)乗り味が特徴。
③ トライフィン(3本)※最も一般的
センターに1本、左右に1本ずつの合計3本構成。
安定性と操作性のバランスがよく、初心者にも扱いやすいです。
④ クアッドフィン(4本)
左右2本ずつ。スピードとドライブ性(加速力)に優れます。
⑤ 5フィン(自由に変更可)
5本分のフィンボックスがあり、トライ/クアッドなどを好みに応じてセットできるタイプです。
初心者におすすめなのは「トライフィン」
フィン構成に迷ったら、まずはスタンダードな“トライフィン”を選びましょう。
トライフィンは、
という理由で、サーフィン初心者にとって最もバランスが良いセッティングです。
フィンの素材やサイズも大事
実はフィンには、サイズや素材によって乗り味が変わります。
フィンのサイズ
- 小さいフィン → よく動く(ターンしやすい)が安定感は落ちる
- 大きいフィン → 安定性があるが動きはやや重め
素材の種類
- プラスチック製:初心者用に多い。安価で扱いやすい
- グラスファイバー製:反発力があり中・上級者向け
- カーボン素材:軽量・高性能。上級者に人気
フィンの脱着方法と注意点
最近のボードは「フィンボックス式」が主流で、自分でフィンを脱着できるようになっています。
着脱時の注意点
- 専用キーでゆっくりネジを回す
- 砂やゴミが入らないように注意
- 力を入れすぎない(割れる恐れあり)
サーフィン後は一度フィンを外して保管すると、フィンやボードの劣化防止になります。
湘南でのフィン選びのポイント
湘南エリアは波が小さい日が多く、ドライブ性や浮力があるフィンが相性良好です。
- 小波には「ツイン」や「クアッド」が楽しい
- オールラウンドには「トライフィン」が安心
- ロングボーダーは「大きめシングルフィン」で安定感重視
湘南のビーチブレイクには、着脱式フィン+ソフト素材の保護カバーもおすすめです。
フィンは“縁の下の力持ち”!サーフィンが変わるパーツ
サーフボードのフィンは目立たないけれど、波への対応力や乗り味を大きく左右する重要なパーツです。
「フィンのことなんて気にしたことなかった…」という初心者でも、少し意識するだけでサーフィンがもっと安定し、楽しくなります。
ぜひ自分のスタイルや湘南の波に合ったフィンを選んで、快適なサーフィンライフをスタートさせましょう!