潮回りとは?サーフィン初心者が知っておきたい波と潮の関係

サーフィンの波情報や天気図をチェックしていると、「今日の潮回りは中潮です」なんて言葉を目にすることがあります。

でも、初心者のうちは「潮回りって何?」「サーフィンとどう関係あるの?」と疑問に思う人も多いはず。

この記事では、潮回りとは何か?という基本から、大潮・中潮・小潮などの違い、サーフィンへの影響、湘南エリアでのおすすめ潮回りまで、やさしく解説していきます。

潮回りとは?

潮の満ち引きのサイクルを表す言葉

潮回り(しおまわり)とは、1日の中でどれくらい潮が満ちたり引いたりするかという「潮の動きの大きさ」を表す言葉です。

具体的には、月の満ち欠けの周期に基づいて、以下の5種類に分けられます。

  • 大潮(おおしお)
  • 中潮(なかしお)
  • 小潮(こしお)
  • 長潮(ながしお)
  • 若潮(わかしお)

これらを総称して「潮回り」と呼びます。

潮回りの5種類とその特徴

① 大潮(おおしお)

満潮と干潮の差(潮位差)が最も大きいのが大潮です。新月・満月の前後に発生します。

  • 潮が大きく動く=波がパワフルになりやすい
  • 干潮→満潮のスピードも速い

② 中潮(なかしお)

大潮の次に潮位差が大きい潮回り。大潮のあとや新月・満月の数日後に続きます。

  • 波の動きも比較的活発
  • サーフィンにも適したバランスの取れた潮回り

③ 小潮(こしお)

潮の動きがやや小さい状態。月の引力がやや弱くなっている時期に発生します。

  • 潮の変化が少ない=波が立ちにくいことも
  • 初心者には扱いやすい場合もある

④ 長潮(ながしお)・⑤ 若潮(わかしお)

長潮や若潮は、潮の動きが最も小さくなる時期。潮の満ち引きが少なく、波の変化も小さめです。

  • 波がフラットになりやすい
  • コンディションが安定せず、サーフィンに不向きな日も

潮回りとサーフィンの関係

潮の動き=波の質に直結!

潮が大きく動く日は、海底の地形が影響して、波がパワーを持ちやすいです。そのため、大潮〜中潮は波が良くなる傾向があります。

上げ潮・下げ潮との組み合わせが重要

潮回りだけでなく、「上げ潮(干潮から満潮に向かう時間)」や「下げ潮(満潮から干潮に向かう時間)」との組み合わせで波の質が変わります。

  • 大潮+上げ潮:パワーのある乗りやすい波が立つ
  • 小潮+下げ潮:ダンパー気味(崩れやすい波)になりやすい

潮回りと潮のタイミングをセットで考えるのがポイントです!

湘南エリアでおすすめの潮回り

湘南は遠浅の地形が多く、潮の動きによる波質の変化がとても大きい地域。以下の潮回りがおすすめです。

① 中潮+上げ潮の時間帯

波に力がありつつも、クローズになりにくく、初心者にも乗りやすい波になることが多いです。

② 大潮+朝イチ or 夕方の潮止まり

朝・夕の満潮前後の時間は、風も弱く面ツルのいい波に出会える可能性が高いです。ただし波が大きい日は注意!

潮回りを調べる方法

潮見表(タイドグラフ)を使おう

今日の潮回りは潮見表やタイドグラフアプリで簡単に調べることができます。以下のようなツールがおすすめ:

  • なみある?(https://www.namiaru.tv/)
  • サーフィン用タイドグラフアプリ(TideGraph、iSurf など)
  • Yahoo!天気・波情報でも確認可能

まとめ:潮回りを知れば波チェックがもっと楽しくなる!

潮回りは、サーフィンの波コンディションを左右する大切な要素。大潮・中潮が狙い目という基本を覚えておけば、初心者でも良いタイミングで海に入ることができます。

湘南の海でサーフィンをもっと楽しむためにも、まずは毎日「潮回り」をチェックする習慣をつけてみましょう!

この記事を書いた人
湘南サーフ編集部
2025年に湘南移住し、サーフィンに取り憑かれた編集長(ド素人)が、サーフィンや海・波の勉強をしながら初心者やこれからサーフィンを始めたい方向けに情報を発信中!一緒に成長していきましょう!